オトコの一理 堂場瞬一 集英社文庫
オトコの一理 堂場瞬一 集英社文庫
本屋の棚で「堂場瞬一」を目にした瞬間、手に取っていました。堂場さんには珍しいエッセイ集。ちょっと気になって読み始めました。
ハーマンミラーのアーロンチェアは気になる
感想…堂場さんの物に対するこだわりを読んでいると、堂場さん本人が自身の作品の主人公たちの皮を被って出てきているような気がしました。主人公たちが、コーヒーに一家言持っていたり、いろんなものに一言あるのは全部堂場さんの言葉なんですね。意外だったのは、堂場さん本人は、ファッション、カバン、小物などに幅広くこだわりをお持ちなんですが、フィクションの主人公たちには、あまり着るものにこだわる人はいなかった気がします。でも最新の「身代わりの空」では防寒具についての表現が多かったですね。
そういうところにも「これが堂場だ！」が現れているんでしょうか？
フィクションを離れて、堂場さんお気に入りの一品でプ～タロウが気になったのは、ハーマンミラーのアーロンチェア。少々お高いですが、１日30円と思えば、高くないのかも…。反対に堂場さんとは趣味が合わないと思ったのは、Ｔシャツ。（カットソー？）。自分では５桁するＴシャツは絶対に着れません。どんなに社会的地位があろうとも、お金があろうとも普段着のＴシャツは3枚1000円です。笑 でも1本100円台の油性ボールペンをお使いになっているのは、プ～タロウも賛同します。（プ～タロウはそもそも万年筆を40年以上手にしてないんですけどね。）日本の筆記用具は安くて最高です。
警察ものは大好きです。でも堂場さんのこだわりについていくにはお金がかかりすぎ～。今度は男の酒の肴も是非！
この本のテーマとは外れているのでしょうが、食べ物に関する堂場さんのエッセイを読みたかったです。男っぽい持ち物に一家言お持ちの堂場さんだから、きっとうまい酒の肴にも一家言お持ちで、かっこいい男の酒の飲み方に合う肴を知っていらっしゃるに違いない。と思います。肉だけではなく、魚介類にも男の食べ物はあります。今後は、食べ物編を是非お願いします。富山湾のニギスもいいですよ～。
もう一つ、堂場さん、トレッキングで身体を使うのもダイエットになりますよ～。気分転換にもなるしおススメですよ～。
