組織もの
本城雅人さんは初めて読ませていただきました。7年前の女児誘拐殺人事件にもう一人真犯人がいたら・・というキャッチに惹かれて手に取ったのですが、途中からぐんぐん引きこまれていく自分を感じました。期待をはるかに超えた作品でした。大当たりです! 期…
プ~トロは堂場瞬一ファンです。数々の警察ものシリーズは(多分)全作読んでいます。この作品も「新しい警察ものシリーズかな?」くらいの気持ちで手に取ったのですが、ちょっと違いました。若いサラリーマンが主人公で、彼が社命と人間としての正義との間…
古くから企業ものを書いていらっしゃる高杉良さんの1988年の作品です。「高杉良の作品の魅力はよく練られた会話劇の妙にある。」と後解説にありました。確かに、30年前の日本の会社の中で交わされた会話だと思って読めば斬新でリアリティがあったのでしょう…
カバーのビジュアルが気になって買ってしまいました。タイトルから推測して剣豪が鬼神になって活躍するような時代小説を想像したのですが、全然違いました。話はもちろん江戸時代、貧困にあえぐ東北の弱小藩が、一人の「鬼」によって立て直されるという話で…
リアリティがあってとても面白い作品です。 いや~面白い作品でした。ストーリーが小気味よく展開し、先を予測させてくれません。主人公に次々にふりかかる難題。上の顔色ばかり気にする上司、自分のポイントを稼ぐことしか考えていない先輩、そして最大の難…
半沢直樹の「倍返し」炸裂! いや~「半沢直樹」ですね。堺雅人さんとなぜか菅野美穂さんの顔がちょろちょろ出てきて困りました。良くも悪くも結末だけはわかきっていながら、途中の逆転・逆転・倍返しを楽しんでしまいます。現代版の水戸黄門なんですね。 …
宮部みゆきさんが「現代社会の罪と罰をがっつり描けるミステリーは警察小説だけじゃない。そう高らかに宣言する新鮮な快作だ。」と宣言する帯のコメントで買ってみました。 自衛隊を舞台にした新しいミステリー なるほど著者 神家さんは元自衛隊勤務というだ…
CIRO3 利権 浜田文人 光文社 内調もの? 警察もの? でもおすすめです やっと読み終わりました。1,2より読みやすくなりました。もしかしたら、プ~タロウが浜田さんの文章に慣れたせいかもしれません。1,2,3と進んで登場人物のキャラクターがはっきり伝わっ…
CIRO内閣情報調査室 / CIRO2 機密 浜田文人 光文社文庫 内調ものシリーズに期待しました。 実は、書店の店頭で面白そうだなと思い手に取ったのが「CIRO3」で、シリーズものだったら、最初から読まないと登場人物のキャラクターとか関係性がわからなくてつま…