CIRO3 利権 浜田文人
CIRO3 利権 浜田文人 光文社
内調もの? 警察もの? でもおすすめです
やっと読み終わりました。1,2より読みやすくなりました。もしかしたら、プ~タロウが浜田さんの文章に慣れたせいかもしれません。1,2,3と進んで登場人物のキャラクターがはっきり伝わってくるようになったと感じました。
本編「CIRO3」のサブ主人公は鹿取刑事。やさぐれ具合がいいですね~。鹿取刑事の相棒、久保刑事と 香月のアシスタント宮田はへその曲げ具合と置いてけぼり具合が似ている感じです。でも宮田さんのへその曲げ方の方が100倍魅力的です。美人にあんな風にへそ曲げてほしいな~~。笑 一方、香月と鹿取の対決は鹿取刑事の勝ち~!でした。その他の登場人物について書くとネタばれしちゃうので書きませんが、メインの悪役(この1冊に悪役が何人もでてきます。愛すべき悪役もいましたが)の一人が一度も登場せずに、他の人の会話の中にだけ登場していましたね? そういう登場のさせ方もあるんですね。浜田さんの取材はすごいと以前読んだことがあったのですが、大臣官房とか総理大臣周辺の疑惑とか、選挙をめぐる与野党の駆け引きとか、どこまで実話にそっているのか…日本の将来が恐ろしくなりました。
しかし、おススメミステリーシリーズが増えて大変です。
さて、次は 「クランⅤ」です。
このシリーズは警察内部の争いがベースのストーリーですが、派閥抗争のレベルを超えて神に近い存在が出てきちゃいます。
これから読みます。
クランⅤ 警視庁渋谷南署巡査 足ヶ瀬直助の覚醒 沢村鐡 中公文庫
えっ! 足ヶ瀬直助くんが覚醒しちゃうの?!