ミステリーとか警察ものとか…読んだら書評書いてます

ミステリー、警察もの、組織もの、たまに他の本も、実際に読んでから書評を書いています。川崎市在住 連絡先 oyamaiitenki@gmail.com

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

たゆたえども沈まず 原田マハ 幻冬舎 kindle

少し目の調子が悪いので、文庫本が読みずらくkindleに手を購入しました。kindle端末ではなくfire HD端末を初体験したのですが、文字の大きさを変えることができるのでいいですね。ただ思ったより重く(カバー込で500g)片手で長時間持つにはちょっと重いです。…

COPY 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 内藤了 角川ホラー文庫

待ちに待った比奈子シリーズ10作目!最初は新米刑事で頼りなかった藤堂比奈子さんがいまや中堅!でも七味唐辛子の缶が手放せないのは相変わらず。 当初は1作品毎に単発の事件が起きていたのですが、ここ数作品は、世界的な悪の組織「スヴェート」の対決が表…

夏の雷音 堂場瞬一 小学館文庫

珍しく警察が主人公ではない堂場ミステリーです。舞台は神田駿河台。裏道の情景や、古い喫茶店、街の食堂(おそらく学生向けの)など街の様子が丁寧に描かれていてプ~トロも懐かしくなりました。学生時代をこの街で過ごした人にとっては、必読の一冊ではな…

奇跡の人 原田マハ 双葉文庫

あの有名な「奇跡の人」ヘレン・ケラーさんの実話をベースにした、ヘレン・ケラー青森版です。話の大筋はヘレン・ケラー物語とほぼ同じ。最後に「水」「water!」と叫ぶところも同じです。登場人物の名前もサリバン先生は去場安(さりばあん」とヘレン・ケラ…

ドッグ・メーカー 警視庁人事一課監察係黒滝誠治 深町秋生 新潮文庫

巻末の解説を読みながら、そうそう深町さんって「八神瑛子シリーズ」を書いた人で、「アウトバーン」「アウトクラッシュ」「アウトサイダー」と続く3部作は面白くて一気読みしたんだった、という記憶が蘇ってきました。八神瑛子も、この作品の主人公、黒滝誠…