2017-01-01から1年間の記事一覧
傑作を読ませていただきました。あまり期待しないで手に取ったのですが、とんでもない!ミステリー以外にもいろんな魅力が詰まっていますが、ミステリーとしても超面白い!何より、後半へ読み進むまで結末がまったく予想できませんでした。こんな展開を誰が…
初めて読む作家さんでした。解説によると、有名なマンガの原作者、プロデューサー、編集者だそうです。フリーのマンガの編集者が主人公ですが、普段ご活躍されている世界ですから細かい描写にはふむふむと納得してしまいました。 まさに博覧強記 プ~タロウ…
藤堂比奈子と七味唐辛子 「ON」「OUT」「AID」「LEAK」「ZERO」「ONE」「BACK」に続くシリーズ8作目です。主人公は藤堂比奈子ちゃん。最初はお母さんが持たせてくれた善光寺名物の「根元八幡屋磯五郎の七味唐辛子」をなめると落ち着く変なキャラの新人刑事だ…
さすが!元トップスケーター!中野友加里さんの本! プ~タロウはフィギュアスケートファンです。今年は平昌イヤーなので、余計気合を入れてテレビ観戦しています。この10年くらい浅田真央選手を中心に、浅田選手が引退した今は、若手を中心にテレビにかぶり…
観る人を変える世界の名画26点 「あなたは、誰かの大切な人」の原田マハさんの本業(?)の作品です。いまや、絵画がテーマになっていなくても新作は真っ先に買って読みたくなる作家さんの一人ですが、この一冊ではひさしぶりに原田さんの本業の世界で楽しま…
オトコの一理 堂場瞬一 集英社文庫 本屋の棚で「堂場瞬一」を目にした瞬間、手に取っていました。堂場さんには珍しいエッセイ集。ちょっと気になって読み始めました。 ハーマンミラーのアーロンチェアは気になる 感想…堂場さんの物に対するこだわりを読んで…
「石の繭」の麻見和史さん 麻見さんに最初に出会ったのは「石の繭」でした。猟奇もの、でも犯人に迫る過程がとてもスリリングで一気読みしたことを覚えています。「石の繭」は「警視庁殺人分析班」シリーズなんだということをこの「水葬の迷宮」の後書きで認…
壮絶なマル暴刑事の物語 帯に「日本推理小説作家協会賞受賞」とあったので、違う内容を想像して購入しました。期待は見事に裏切られましたが、期待以上の凄い世界に連れて行ってくれました。 読み始めて、これはミステリーじゃないと感じ、どちらかというと…
クランⅤ 警視庁渋谷南署巡査 足ヶ瀬直助の覚醒 沢村鐡 中公文庫悔しいけど、最高のミステリー 面白いエンターテイメントの条件って何だと思いますか?いろいろあるとは思いますが、「意外性」「観ている人を裏切る展開」は重要な要素の一つだと思っています。…
CIRO3 利権 浜田文人 光文社 内調もの? 警察もの? でもおすすめです やっと読み終わりました。1,2より読みやすくなりました。もしかしたら、プ~タロウが浜田さんの文章に慣れたせいかもしれません。1,2,3と進んで登場人物のキャラクターがはっきり伝わっ…
CIRO内閣情報調査室 / CIRO2 機密 浜田文人 光文社文庫 内調ものシリーズに期待しました。 実は、書店の店頭で面白そうだなと思い手に取ったのが「CIRO3」で、シリーズものだったら、最初から読まないと登場人物のキャラクターとか関係性がわからなくてつま…
ミステリ―じゃないけど、ド派手アクションアドベンチャーです。 イヴの迷宮 上下 ジェームズ・ロリンズ 桑田健訳 竹書房文庫 シグマフォースシリーズの(日本での)最新作です。このシリーズは会社での上司にすすめられ読み始めました。ミステリーというより…
あなたは、誰かの大切なひと 原田マハ 講談社 原田マハさんイチ押しでおススメです。 「あなたは、誰かのたいせつな人」はミステリーではありません。でもプ~タロウの大好きな作家の一人なのでこのブログの「このミス」で取り上げさせてください。 原田マハ…
満願 米澤穂信 新潮文庫 このミス受賞作!でも感想は? 「驚異の3冠!」と帯にはいっていて、「このミステリーがすごい!2015」「週刊文春ミステリーベスト10 2014」「ミステリが読みたい!2015」の三賞で1位になった作品です。また「山本周五郎賞」受賞と…
警視庁犯罪被害者支援課4 身代わりの空 上下 堂場瞬一 講談社 堂場瞬一さんの警察もの全シリーズおススメです。 堂場瞬一さんの警察もの大好きです。「刑事 鳴沢了」から入って、「警視庁失踪課 ・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑…
雨の狩人 上下 大沢在昌 さすが!大沢在昌様 ヒーロー像が渋い! 大沢在昌さんといえば、「新宿鮫」。シリーズの4作目くらいを何気なく手に取って読んでみたらハマりまくり、1作目からむさぼり読んだ記憶があります。鮫島警部は素敵な恋人までいる正統派ヒ…
SRO Ⅶ ブラックナイト 富樫倫太郎 中公文庫 SROは永遠? 近藤房子さんも永遠? Ⅰ~Ⅵを読んで、登場人物のキャラが面白く Ⅶは書店で見た瞬間、無条件で手に取ってしまいました。 感想は…前半の家族の描写がエグ過ぎてちょっと… 嫁に介護をさせる義母と息子(…